Docker 【エディションとプラットフォーム】
今回はDockerのエディションと、サポートするプラットフォームを紹介します。
[目次]
1. Dockerのエディション
Dockerは、無償版と商用利用版の2つのエディションが存在します。
- Docker Community Edition (無償版)
- Docker Enterprise Edition (商用利用版)
1.1 Docker Community Edition (CE)
Docker社から提供される無償版のDockerはDocker Community Edition (CE)となります。ローカル環境や、商用サポートなどが不要な場合に適したバージョンです。
個人で使用する場合は、Docker CEを使用します。
1.2 Docker Enterprise Edition (EE)
Docker社がサポートし商用利用に適したエディションはDocker Enterprise Edition (EE)となります。Docker EEは「Basic」「Standard」「Advanced」の3種類が提供されています。
Basicは対応OS、対応クラウドでのDcoker社のサポート、Docker Hubでの認証済みコンテナ、認証済みプラグインが提供されます。
StandardはBasicに加え、LDAPやActive Directoryと統合可能なDocker Datacenter*1を含みます。
Advancedでは、セキュリティ機能が提供されます。
商用利用版なので個人で使用することはありません。
2. サポートされるプラットフォーム
Dockerがサポートするプラットフォームは、エディションによって異なるため、ここではDocker CEについて紹介します。 サポートするプラットフォームは以下の表の通りとなります。
プラットフォーム | |
---|---|
オンプレミス | Ubuntu |
Debian | |
CentOS | |
Fedora | |
Windows 10 | |
macOS | |
クラウド | Microsoft Azure |
Amazon Web Services |
3. Dockerのクライアントツール
Dockerを開発環境などで使用するクライアントPC向けツールについて紹介します。
3.1 Docker for Mac
Macで使用できるDockerのクライアントツールです。 Hypervisorフレームワークである「xhyve」を使っています。
3.2 Docker for Windows
Windowsで使用できるDockerのクライアントツールです。Windows10以降で利用可能となった「Hyper-V」を使っています。
3.3 Docker Toolbox
仮想化ツールであるVertualBoxを使った「Docker Toolbox」も提供されています。 Docker for Mac、Docker for Windowsが動作しないマシンを使用しているときに利用できます。
3.4 Linuxへのインストール
Linuxへはディストリビューションごとにインストール方法が異なりますが、パッケージ管理システムからインストールすることが可能です。
4. まとめ
Dockerのエディションとプラットフォームをまとめてみました。 Docker for Mac、Docker for Windowsは手軽にDockerを試すことができるのでおススメです。
MacとWindows向けはDocker Hubからダウンロード可能です。