AWSが量子コンピューティングサービス「Amazon Braket」を発表したらしいよ
今回はいつもと違って話題になっているIT技術やサービスなどを紹介してみます。
今日はAmazon Web Services(以降、AWS)が発表した、クラウドで量子コンピューターを利用できるサービス
Amazon Braket
です。
Amazon Braketは、AWSが量子コンピューター導入したわけでなく、D-Wave、IonQ、Rigettiなどの量子コンピューティング企業が提供するハードウェアでいろいろ試すことができるらしいです。
それぞれの量子コンピューティング企業は下記のような感じらしい。
D-Waveの量子コンピュータは日本の企業や大学でも使われてるらしい。
【D-Wave】
【IonQ】
IonQ、1原子を1量子ビットとする“イオントラップ”型量子コンピュータ ~既存の全量子コンピュータを上回る性能を実現 - PC Watch
【Rigetti】
量子コンピューティングでテック大手に対抗する極小企業、Rigettiの挑戦|WIRED.jp
AWSも量子コンピューター分野に手を広げてきて、これから量子コンピューター界隈がにぎやかになりそうだなぁ...( = =) トオイメ目
現在はプレビュー版で利用できるらしいので、量子アルゴリズムに詳しい方は試してみてはいかがでしょうか。
ここからは、量子コンピューターについて少し書いてみようと思います。
量子コンピューターを使うメリット
量子コンピューターを使うと何がいいかというと、現在のコンピューターに比べて計算速度が桁違いに早くなること。量子コンピューターなら「組み合わせ最適化問題」とか一瞬で解けるようになる。
よく量子コンピューターを使った時のメリットの例に挙げられるのは、「新薬の開発スピードの向上」や「AI(人口知能)の発展」、「ビッグデータの解析に貢献」とかですかね。
量子コンピューターによるデメリット
逆に計算速度が向上することによって現れる問題としては、現在使われている暗号が容易に解読できるようになってしまうということが挙げられます。
量子コンピューターが実用化されると、「RSA」や「楕円曲線暗号」のような公開鍵暗号は役に立たなくなります。
ってことは、量子コンピューターの前ではすべての暗号文は、平文と同義なのだ!
(合ってるか??)
量子コンピューターが本格的に実用化される前に、新しい暗号化技術やセキュリティ技術がの確立が必要だと思います。本当に。。。
まとめ
これからも時々、話題になっているIT技術やサービスなどを紹介していこうと思います。